片瀬西浜・海の家での音楽放送が全面禁止というニュースを読みました。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20130407-00000010-kana-l14.view-000
本文を読むと、藤沢署から大音響の自粛要請が出たため、海水浴組合が本格的な自主規制をするに至ったという経緯が記載されています。
音楽が全面禁止というのは少し寂しい気もしますが、まずは「静かな海」を取り戻す動きが出て来たことに拍手を贈りたいと思います。
ここ数年間、西浜周辺は爆音が鳴り響き、若者同士の喧嘩も頻発していて、そばを通るだけでも危険な感じがするほどでした。
自分は、警察による取り締まりを強化するなどの対応が必要だろうと思っていましたが、人を集めている「音」を取り除くというのは名案だと思いました。
爆音には人を楽しませる力もありますが、理性を失わせる側面もあり、またそうなりたい人を集める装置になっていると思います。
今回の決定は、「音」を求めて海にくる人たちにとっては残念な決定かもしれませんが、海にはアンプからの「音」がなくても、波や風の音があり、潮風の香り、美しい朝焼けや夕焼けなど、もっと豊かで雄大な魅力にあふれています。
エネルギーのある若者たちに迎合するのでも追い出すのでもなく、そういう子たちが遊びにきても、「ああ海っていいなあ」と一息つけるような場所を、皆で考え作っていくことが必要だと感じています。