「デザインの手がかり」尾原史和

著者の尾原史和さんは、雑誌TRANSITなどを手がけるエディトリアルデザイナー。

…ということも知らずに、本屋さんでパッと手に取って、「何だか読みたい」と思った本です。

本のデザインも尾原さんがされているのですが、僭越ながら、とても好みのデザインなんです。

手触り、大きさ、重さ、余白と文章のバランス、匂いなどなど。

とてもセンスがよく、読んでいて心地の良い本です。

中身もデザインって何なのかということを、自身の言葉で考え抜いて書いているのが伝わってきます。

マージン、色、質感、小口、ノドなど、デザインの用語を、一つ一つ解説していく構成になっているのですが、一般的なデザイン教本で語られるようなことではなく、尾原さんがそれをどう考えているかを独特の切り口で語ってくれています。

いわゆる当たり前のデザイン教本ではありません。
ただ、デザインの深いところまで手が届いている本だと思います。

デザインを仕事としていない方は、「そんな事考えてデザインしているんだな」と、驚いたりなるほどと思ったりする本だと思います。
デザインを仕事にしている人は、「そういう考え方もあるのか、そういえばそうだな」と、改めて気付かされることの多い本です。

自分はジャケ買いでしたが、皆さんも手にとってみたら、きっと気に入ると思います。
何だか家に置いておきたくなる一冊です。