ウェブの制作をする際に、お客様からWordpress(ワードプレス)とアメブロの違いを聞かれることがあります。
いろいろなサイトで紹介されてはいますが、自分なりの一番な簡単な答えとしては、「ホームページを育てることができるか、できないか」ということです。
ホームページを持つ方々がブログ記事を更新する目的は、「ホームページに人を呼んでくること」だと思います。
読んでもらうだけでもOKという方もいるかと思いますが、一般的にはブログ記事を読んでくれた方が、ホームページを訪れてくれて、その後、注文をしてくれたり、お店を訪れてくることが一つのゴールになるはずです。
ワードプレスは一つのドメインの中にホームページとブログを両方設置することが出来ます。
つまり、「鵠沼三丁目デザイン」であれば、「kugenuma-3c-desing.jp」というドメインの中に、「kugenuma-3c-desing.jp/(ホームページ)」と「kugenuma-3c-desing.jp/blog(ブログ)」の両方が入っています。
もし、アメブロを使った場合は、「kugenuma-3c-desing.jp/(ホームページ)」と「ameblo.jp/kugenuma-3c-design/(ブログ)」になってしまいます。
同じように記事を書いて行った場合、前者にはドメインの下に記事が溜まっていきますが、後者にはアメブロのドメイン下に記事が溜まっていくことになります。
では、目的である「ホームページに人を集める」には、どちらが良いでしょうか。
一つの観点として、ホームページへの誘導がどちらが有利かという点があります。
ワードプレスであれば、ホームページとブログが一体化しているので、記事を読んだ流れでホームページを訪問してくれる可能性があります。
一方、アメブロはリンクを経由することになり、ホームページへ移動してもらえる確率は下がってしまいます。
ただ、アメブロもホームページとデザインをそろえることができるため、その場合はワードプレスとほぼ同じような形で、ホームページに誘導が可能になります。
デザインを揃えるということを前提とすれば、この観点では大きな違いはないかもしれません。
もう一つは、どちらが検索エンジンの評価に結びつくかという観点。
ドメイン下に記事数が多ければ多いほど、検索エンジンにとって評価が高いかといえば、現在はそんなことはないようです。
一方で、お互いに関連し合う記事が多く投稿されているサイトは評価が上がる傾向があることも間違いありません。
つまり、質の高い、関連のある記事をたくさん投稿することが、検索エンジンの評価を上げる方法なのです。
アメブロで記事をたくさん更新することで、アメブロの価値は高まるでしょう。
ただし、ホームページには、ほぼ無関係です。
例えるなら、オーナーさんの畑をがんばって耕しているようなものでしょうか。
オーナーさんの畑でも野菜は穫れるのですが、畑自体はオーナーさんのものなので、耕された畑はいずれ持っていかれてしまいます。
ワードプレスは自分がドメインのオーナーになれるので、自分の畑を自分で育てることができます。
たとえ野菜が穫れる量は同じでも、最後に畑が残るか残らないかを考えると、どちらがプラスになるのかが見えてきます。
アメブロでは自分のサイトを自分で育てることが出来ません。少なくとも検索エンジンからみれば、ホームページは作ったまま変化のない状況が続きます。
またアメブロを解約してしまう、または解約されてしまえば、手元には何も残りません。
一方で、ワードプレスは自分でサイトを変化させていくことができます。
記事数を増やすことができますし、記事の内容を変更することもできます。
また自身でサイトを削除することを選ばない限りは、自分で作成した記事とサイトの評価は手元に残り続けます。
部分部分で見ると細かい違いですが、最終的に手元に残る成果で考えると、ワードプレスに軍配が上がるのは間違いなさそうです。