ホームページを検索エンジンの上位に表示させようとする試みである、SEO対策。
近年、小手先のSEO対策が効力を失ってきています。
以前は通用したような、Googleを騙すようなテクニックが、通用しなくなってきているのです。
Googleは、検索エンジン広告が主要な収益となっています。
なので、検索エンジンを使う人をなるべく多く維持することで経営がなりたっています。
あまり関係のないサイトがヒットするようになってしまうと、検索エンジンとしての信頼を失い、他の検索エンジンを使う人が増えてしまうかもしれません。
Googleも、ユーザーが求めている検索結果を出すため、不自然なリンクやタイトルタグの詰め込みなどの小手先のテクニックで上位表示はさせてないように、懸命な努力をしています。
その結果、上位に表示されるサイトは、自社によるプロモーション用のサイトよりも、第三者的なサイト、例えば食べログなどのランキングサイトになってきています。
SEO対策をしようと頑張っている企業のサイトは、当たり前ではありますが、競合他社についての情報を提供されてはいません。
ただ、「藤沢 ラーメン」で調べる人たちは、SEO対策された一店のラーメン屋さんのことが知りたいのではなく、藤沢のラーメン屋さんを比較したいというニーズが多いはずです。
なので、グーグルがユーザーのニーズにあった表示を上位にすることを前提として考えた場合、どんなにSEO対策をしても、自社のプロモーションサイトをトップに表示させることは、徐々に難しくなってきています。
とはいえ、対策はいくつかあります。
ひとつはニーズにあった情報を提供すること。
「現役らーめん店が教える、藤沢のラーメン店のここが凄い」のような記事を、自社サイトのプロモーションは置いておきつつ、本気でユーザーに提供することです。
そうすることで、本当の意味でユーザーのニーズにあった情報となり、検索でも上位に表示される可能性が出てきます。
もう一つは、SNSを本気で運用することです。
SNSは基本的には検索エンジンにヒットさせることを目的としていません。
そのSNSの中で、「ファン」を作っていくことが目的になります。
例えば、インスタグラムでは、「らーめん店の店主が本気で取り組むインスタ映えラーメン」というようなアカウントを作成し、日々ラーメンの撮影に取り組みます。
もちろん、実際はプロモーションではあるのですが、そのラーメンがもの凄くキレイに撮れていたり、キャラクターが伝わったりすれば、徐々に本当のファンが出来てくるはずです。
SNSは、検索エンジンに頼ることなく、自社で集客が可能なツールです。
インスタグラムに限らず、ツイッターでもフェイスブック、ピンタレスト、ラインアットなどでも同じことが言えます。
それぞれのSNSのユーザーは年齢層や性別、好まれる記事の傾向などが異なります。
なので、ご自身の業種やサービス形態にあったSNSを運用することも、一つのポイントになります。
ただ、難しいところではあるのですが、SNSはそれぞれ固有のユーザーがおり、イメージとしては別々の島に住む住民のように捉えられます。
一つのSNSに絞ることは、他の島の方々への広報をしないことを意味します。
自社のリソースを鑑み、まずは一つのSNSに集中することも選択肢の一つだと思いますが、もし余裕があれば、複数のSNSを組み合わせて運用できればベストといえます。
ウェブでの集客とは言っても、かなりの人的なりソースを割かなくては、なかなか集客に結びつく施策を打つのは難しくなっています。
最初だけでも、外部のライターさんに依頼するのも、一つの方法になります。
インスタグラムなどビジュアルが大事なSNSは、カメラマンさんなどに依頼されると効果がある可能性もあります。
いろいろなアイディアを形にできることも、SNSの醍醐味ですよね。
当方でもSNS運用のサポートは可能なので、ぜひお声がけ頂ければと思います。