ケリースレーターが発表した新しいウェーブプールが世界中のサーファーたちに衝撃を与えています。
百聞は一見にしかず。まずは下記のムービーをぜひ。
日本でも宮崎シーガイヤ、ワイルドブルー横浜、最近ではLittleShotaroさんの紹介でも話題になったWaveGardenなど、今までもウェーブプールはありました。
サーフィンをされない方にとっては、「何が衝撃なの?」と感じられるかもしれません。
何が衝撃かと言えば、とにかく波のクオリティがハンパじゃないことです。
世界のワールドクラスの波と比較しても遜色ないほどの、桁違いのクオリティと言えます。
ケリースレーターは映像の中で、ロングチューブに2回入り、最後はエアーリバースを決めています。
チューブに2回入れる波は、世界トップレベルの大会でもそうそう見ることはできません。
今までのウェーブプールは、どちらかというと一般サーファー向け、この波はエキスパートにとってのパーフェクトウェーブに近いです。世界大会での利用が十分可能というところが、今までのウェーブプールとの大きな違いと言えます。
詳しい場所はシークレットのようですが、海外の報道によるとカリフォルニアのセントラルバレーにあると言われているようです。
オリンピック種目の最終候補になっているサーフィン。
観客の動員やテレビでの放映等も考えると、常に波を起こすことが出来るウェーブプールは、一つの選択肢にはなってきそうです。
WaveGardenの建設費用は6〜7millionユーロ以上(日本円にして8〜9億円※土地代除く)と言われています。
(WaveGardenサイトより)
WaveGardenよりも、はるかに波のクオリティが良さそうに見えるケリースレーターのウェーブプール。
実際にコストがどのくらいになるのかも大きな検討材料になるでしょう。
「不安定な自然を相手にするスポーツであること」は、サーフィンという競技の魅力にもつながっており、人口波での大会が果たして最適解なのかは、さまざまに意見が分かれるところ。
ただ、オリンピックだけでなく、これからのサーフィンの競技方法にも変化が起こりかねない、大きな石がケリー・スレーターによって投げ込まれたことは事実と言えそうです。