騒がしかった8月が過ぎ、ちょっとしんみりした気分になる9月。
急に陽射しが戻った日のように、何だか嬉しくなるような出来事があった。
日曜日の午前中、時間が出来たので、鵠沼のスケートランプに遊びに行ったときのこと。
まだ出会ってから日が浅い50代後半の先輩スケーターの一言にグッときてしまったのだ。
「70歳までに、スケート上手くなりたいな。」
何の気なしに、自然に発した言葉だったと思うのだが、素敵な言葉だ。
もうすぐ40代を迎える自分は、身体的にはとうにピークを過ぎて、やっぱり少しずつ下り坂を降りている。
そんなネガティブな心境にカウンターパンチを入れるような一言だった。
これから登れる坂だって、いくらだってある。
50代の先輩にとって、スケートはまだまだ上り坂なのだ。
自分も70歳までにスケートが上手くなりたいし、サーフィンも上手くなりたい。
仕事もスケートもサーフィンも、70歳までは上り坂。
そう思ったら、何だか視界が開けたような気がする。
40代の坂が、また楽しみに思えてきた。