素晴らしいインタビュー記事を見つけたので、ご紹介させて頂きます。
平野歩夢 単独インタビュー 銀メダルを取ったいま、伝えたい気持ち
サーフィンやスノーボード、スケートボードといったボードスポーツは、その歴史や成り立ちから見ても、どうしてもアウトローなイメージを抱かれがちです。
払拭しなくてはならないイメージでありながら、一方では画一化された社会への反骨心やアンチテーゼが、ボードスポーツの魅力を支えていることも否定できません。
一般的に見た時には落ちこぼれのように見える人が、別の角度から見るとものすごく輝いて見えるというような、価値観の転換を促すエネルギーが、ボードスポーツを生んだとも言えると思うのです。
だからこそ、ボードスポーツの選手たちは、一般的なスポーツ選手とは別軸の価値観と魅力を持ち合わせていることも少なくありません。
ドレッドやロングヘア、ダボッとした服装なども、その価値観の表現であるとも言えます。
平野歩夢選手の髪型や眼差し、そしてスタイルを見ると、それはやはりスポーツマン的な価値観からははみ出す、独特の自由な世界観や個性を感じることができます。
その上で、「ジャッジへの批判」や「感情的な表現」をせず、悔しさを未来への力に昇華する力、夢を追い続ける姿勢、誰もが尊敬することができる人間性の高さを同時に感じさせました。
こんな格好いい受け答えができる人、彼以外にいないと思います。
ボードカルチャーが持つ本来の魅力を表現しつつ、人間としても誰からもリスペクトされる本物のヒーロー。
平野歩夢選手が、これからのボードスポーツにとって、かけがえのない存在になることは間違いなさそうです。