サンゴ礁への被害を防止するため、ハワイでは日焼け止め禁止法案が可決され、「コパトーン」や「Hawaiian Tropic」「Banana Boat」にも使用されているという、オキシベンゾンとオクチノキサートを含む薬剤の使用ができなくなるというニュースを読みました
自分は日焼け止めがサンゴ礁に被害を及ぼしていること自体を知らず、「コパトーン」や「Banana Boat」は使ったことがあるので、それが今のままの配合だと販売できなくなるというのは、ちょっと驚きです。
そして、日本だとおそらく可決されないような法案が通るハワイがちょっとうらやましくもあります。
ハワイの人々にとってサンゴ礁を守ることが、どれだけ大事なことかが伝わってきます。
きっと、そうした環境を大事にする姿勢こそがハワイという場所の魅力をより高め、世界一の観光地足らしめているんですよね。
場所に価値があるだけではなく、思いへの共感もまた、その土地の価値なのだと思います。
日本、とりわけ湘南はハワイに学べることがたくさんあると思います。
自然を守るということは、住民の自然への理解や感謝と、観光地としてのビジネス的な視点の両方があって、初めて成り立つものなのかもしれません。
美しい海があることで、人は豊かさを感じることができます。
一方で資本主義社会では、価値が生むものこそ、守るべきものとされます。
価値を生まないものは淘汰されてしまうでしょう。
自然を守るということは、人にとって何が豊かさであり、価値であるかを問い直すことなのかもしれません。
海への理解や感謝を深めていくことが価値につながるという、一つの理想的な方向性を、ハワイのこの法案は示してくれたように思います。