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高校野球にあって、ラグビーにないもの

[ Posted on 2017.08.21 ]

長い雨が止んで青空が戻ってきたと思っていたら、あっという間に夏も終盤戦。
お盆もたまっている本を読んだり、仕事を少し片付けたりなど、夏らしいことはほとんどできていない。
そんな自分にも、セミの鳴き声と甲子園の歓声は、自然と耳に入ってくる。

普段、野球はほとんど観ないのだが、高校野球だけは特別。
先日もスーパー銭湯のサウナ内で流れる高校野球に見入ってしまい、のぼせそうになった。
高校野球は1分で視聴者を惹き付ける。

もちろん球児の真剣な視線一つに釘付けになることは間違いないのだが、そうさせる理由の一つは、解説者が巧みに打者一人ひとりの背景を語ってくれるからだろう。
「7番バッターは〇〇くん。彼は努力家で体力作りのため、毎日1時間の道のりを自転車で登校してくるそうです。
今日は小学生の弟と妹も今日は応援に駆けつけています。」

そう伝えられたら、もうただの7番バッターではなくなってしまう。
何だか昔から知っている近所の〇〇くんのような気がしてきて、
大舞台に立つ彼に何とか打たせてあげたいとさえ思えてくる。

野球はドラマだというが、試合の流れ自体がドラマチックに展開するというだけではなく、
一人ひとりがストーリーを背負っていることも、そのドラマに惹きつけられる要因だろう。

甲子園が盛り上がる一方で、最近、ラグビーのトップリーグがシーズンインした。
ラグビーを観るのも大好きなのだが、このところ、昔ほど熱心にラグビーを観てこなかったため、選手の名前が分からなくなっている。

昔はフィールドに立つ30人の名前と出身大学、出身高校くらいまでは何となく把握していたのだが、今は数人の有名選手を知っている程度だ。
いつのまにか、ラグビー観戦は完全な初心者になってしまった。

あまり選手の名前が分からない立場からラグビーを観ると、もっと選手のことを知りたいと思ってしまう。
昔はもっと頻繁に、選手の名前やポジションや出身校、身長・体重などが、テロップで流れていたような気がする。

今はテロップが流れるのはトライと選手交代のときくらいで、解説もそれほど選手の紹介に時間を割いていない気がする。
JSPORTSで観ている限り、一試合観ても、ほとんど選手名が覚えられない。

やっぱり、選手の名前を知り、その背景を知ることで、スポーツはより楽しめるようになると思う。
ゲーム自体を楽しむには、ある程度のルールやプレイの良し悪しを観る目が必要だが、選手の個性とストーリーは誰でもすぐに楽しめる。
高校野球はそういう意味ですごい。
ルールを知らない、おばあちゃんでさえ釘付けになって応援できる。

僕のような久しぶりにラグビーを観る人間でも、選手の個性やストーリーが伝わってくるようなテレビ中継や解説を期待したい。
高校野球くらい誰でも楽しめるようになれば、きっと更にラグビー人気も高まってくるように思う。

ラグビーワールドカップは2年後。
個人的にも、今年はラグビーをもっと楽しめるようになりたい。

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