今日は完全にウェブ制作とは関係がないのですが、パソコンに向かうビジネスマンや、パドリング時に首への負担の大きいサーファーにもとても多いと聞く緊張型頭痛についてです。
緊張型頭痛とは、首筋の筋肉の緊張から引き起こされる頭痛のことで、偏頭痛や群発頭痛などとは区別されています。
主な症状としては、激しい痛みというよりは、重苦しいような締め付けられるような痛みが特徴で、吐き気を伴うこともあります。
痛みの強さは偏頭痛よりは軽いと言われていますが、もちろん個人差があり、寝込んでしまうほどツライ症状を抱える方も多いです。
自分も20代から緊張型頭痛に悩まされており、鍼灸やカイロ、トリガーポイント治療などいろいろな治療方法を試しました。
それぞれ一時的に効果があったり、少し緩和したりはするのですが、これだ!という治療法にはまだ出会えていません。
とはいえ、15年ほど緊張型頭痛とつきあってきたため、少しノウハウ(?)が溜まってきました。
意外に当事者が発信する情報が少ないので、自分が多少は効いたなと思う方法を下記にご紹介させて頂きます。
1)温める
これは頭痛関連の本やウェブサイトなどを読むと必ず書いてあることなのですが、緊張型頭痛は血行不良から起こることなので、温めることで軽減されるようです。
ようです、というのは、単純に首筋だけを温めるだけだと、ほとんど効果がないような気がするからです。
以前は首筋に温めたタオルを当てるということをしていましたが、自分の場合はあまり効果を得られませんでした。
今は身体全体を温めるようにしています。
つまりお風呂に入る、またはサウナに入ります。
汗をかきながら、水分補給をするということを、何度も繰り返します。
その間、なるべく首をまわしたり、自分で首筋のマッサージを続けることも大事です。
自分の場合、サウナに入っている間は、熱さの分だけ気が紛れるので頭痛が軽減しているような錯覚を起こします。
頭痛が強いときは首を回すという動作やマッサージさえ億劫になってしまうのですが、サウナの中であれば何とか継続できるというのも良い点かもしれません。
そうすると、次第に身体全体が温まり、徐々に首筋もほぐれてきます。
頭痛が軽減するまでの目安としては3時間くらいはかかります。
頭痛が完全に取れるというところまではなかなかいきませんが、本当にツラい症状からは脱することができている気がします。
2)指で押さえながら首を回す
首を回すという運動自体は、いろいろな本でも紹介されているのですが、自分の場合は指で首を押しながら首を回します。
首筋の固くなっている部分に指を当てて、右・左、ぐるりと回転を繰り返します。
首筋の奥のコリにまで、指が入り込んでいくように首を回すというのが近いでしょうか。
首を回すことで、首の筋肉が緩んだり緊張したりすると思うのですが、緩んだ瞬間に少し奥のコリに指が入るのが分かると思います。
そのタイミングで少し指でマッサージをしながら、首を緊張する方向に曲げます。
指側に首を押し付けるような形になるので、指が少し強く患部に当たります。
おそらく、筋膜リリースと似ているのだと思うのですが、パンパンに張った状態の首筋をマッサージしようとしても指が入っていきません。
それを、首を回しながら弛緩と緊張を繰り返しながら、指をコリの部分へと押し込んでいくことで、ツボに指が入るようになるイメージです。
指が中に入るようになってくれば、固くなった筋に対してもマッサージが効くようになってきます。
自分の場合は、指を押し込みながら首を回すと、「コキコキッ」と音がなるようになってくると、少し改善していきている証拠です。
文章だけだと表現しづらいのですが、首を回しながら指を押し当てるという方法を試しているうちに、きっと自分なりの気持ちの良い方法が見つかってくるかと思います。
3)あんま棒を使う
あんま棒という言葉自体、聞いたことがない方が多いかと思いますが、突端部が丸くなっているマッサージ用の棒のことです。
緊張型頭痛の方であれば分かるかと思うのですが、頭痛のときは首筋が木の幹のように固くなります。
指でちょっと押したくらいでは、ビクともしないレベルの固さで、もみほぐしたい筋肉まで刺激が届きません。
そこで登場するのがあんま棒です。
自分は100円ショップのものを使っていたのですが、少し先端が細すぎて、患部全体というよりはピンポイントで刺さりすぎてしまいます。
もう少し太めのあんま棒の方が、刺さりすぎずに良いかもしれません。
こういう形のものは楽なのですが、意外にピンポイントでツボを押すのが難しく、自分には合いませんでした。
そして、最近辿りついたのが、ナント鍋の取っ手です。
うちにあったティファールの取っ手です。。
フライパンや鍋の取っ手なので、非常に持ちやすいです。
ちょうど力が入りやすい太さなので、マッサージにも力が伝わります。
また先端部に適度な丸みがあり、ツボにしっかり入り、絶妙に痛くありません。
またプラスチック製で摩擦が少ないため、首筋を押しながらスライドができるので、擦りほぐすようなマッサージもできます。
この取っ手、自分にとっては本当に良いので、ついつい強くオススメしたくなってしまうのですが、当然効き目には個人差があると思います。
結局は自分に合ったものを探す必要があると思うのですが、自分でできる方法で痛みが軽減できる方法が一つでも見つかると、気持ちがだいぶ楽になります。
上記が一つの参考になれば嬉しいです。
4)身体を冷やさないようにする
自分の場合は、身体が冷えると頭痛になりやすいです。
サウナ等で身体を温めるというのは、頭痛になってしまった時の対処法なのですが、今は普段から身体を温めるような食事を取ったり、適度な運動をするなどの方法で、身体を冷やさないようにする努力をしています。
今のところ、身体が手足がポカポカしている状況を維持できているときは、頭痛が起こらないような気がしています。
緊張型頭痛は生活習慣から来ている側面もあるので、自分の生活を見直してみて、頭痛の原因となっていそうなことを一つずつ取り除くことも、地道ですが改善に向かうプロセスなのかもしれません。
以上4つが、自分が効果があると感じた、緊張型頭痛への対処方法です。
緊張型頭痛に限らず、病気には個人差があるため、自分に合う方法を見つけるというのが大事なのだと思います。
いろいろな選択肢の一つとして、自分と同じように緊張型頭痛に悩んでいる方々に届き、少しでも軽減につながればとても嬉しく思います。