THE BIG ISSUE JAPAN(ビッグイシュー日本版)について

2018.02.03

THE BIG ISSUE JAPAN(ビッグイシュー日本版)という雑誌をご存知でしょうか。

下記は、ビッグイシュー日本版のサイトより引用です。

“ビッグイシューは市民が市民自身で仕事、「働く場」をつくる試みです。
2003年9月、質の高い雑誌をつくりホームレスの人の独占販売事業とすることで、ホームレス問題の解決に挑戦しました。ホームレスの人の救済(チャリティ)ではなく、仕事を提供し自立を応援する事業です。ビッグイシューの原型は1991年にロンドンで生まれました。”

つまり、ホームレスの方々が街なかに立ち、自身でビッグイシューを販売し、販売した利益350円のうち180円が販売者の利益となる仕組みで、働く場を提供し、自立を促進することを目的としています。

この雑誌の素晴らしいところは、「ホームレスを救うため買う」ということだけではなく、読み物としてとても面白いので、ついつい購入したくなることだと思います。

また、購入時のホームレスのおじさんとのコミュニケーションも新鮮です。販売者さんの笑顔には、人生の深みとあたたかさを感じることができます。お金を渡し、雑誌を受け取るということだけでも、一度試してみる価値ありです。

湘南近辺だと藤沢駅北口のサンパール広場にて販売されています。もしご興味あれば、ぜひおじさんに声をかけてみてくださいね。
ちょっと販売は上手じゃなさそうですが笑、とてもいい感じの方です。(当然、身綺麗にされていますし、すごく清潔にされています。)

「BIGISSUE日本版」
https://www.bigissue.jp/


「新しい時代のお金の教科書」山口揚平

2018.02.02

先日ご紹介した「そろそろ会社辞めようかなと思っている人に、一人でも食べていける知識をシェアしようじゃないか」に続き、山口揚平さんの本のご紹介です。

今日ご紹介する「新しい時代のお金の教科書」は、「お金とは一体何なのか?」、そして「これからどんな変化が起こるか?」を、ものすごくクリアに整理して教えてくれる本です。

筆者はお金の正体は「信用」だと説きます。
本来、誰かが自分のもの(例えばお魚)を欲しいと言ってきたとき、相手の持っている自分にとって価値があるもの(例えばお肉)と交換するというのが、自然ですし安心です。では、お金と交換するのは何ででしょうか?
お金は美味しくないですし、お腹を膨れさせてもくれません。
それでも、安心してお魚を差し出せるのは、お金には他の何かに交換できるという信用があるからです。
価値の交換を円滑に行うため、「信用」を形にして、物と交換できるようにしたものが、お金ということなのだと思います。

上記はこの本を読んで整理された、お金に対する自分なりの解釈ですが、原始のお金の在り方から、現在までの移り変わりを丁寧に追いながら、お金に関する本質的な理解を促してくれます。

また、最近話題のビットコインについても解説があります。

通常、お金は国が発行し価値を担保しています。つまり、信用の出どころ(母体)は国ですが、ビットコインはブロックチェーンという技術で個人の取引を世界中のコンピューターに記録することで、その価値を担保します。信用の母体が、国ではなく、ブロックチェーンによる個人の取引記録ということになります。

「儲かりそう!」とか「怖い」ではなく、一階層上から俯瞰してみることにより、ビットコインが自分の身の周りに起こすであろう変化がおぼろげながら見えてきた気がします。
ビットコインやブロックチェーンは決して他人事ではなく、お金を介する取り引きから、個人が自由に価値をやり取りする時代への、新しい変化なのだと思います。

その後、話は未来へと向かい、信用を軸に、世の中の変化を紐解いて行きます。
まだ自分の中で噛み砕けていないのですが、世の中は「お金」ではなく、その本質である「信用」そのものを大切にするようになること。
そして、その世界では信用がより可視化されるため、「価値を生み、与える人(GIVER)」になることが大切だという主旨の表現が印象に残りました。

後日、あらためて読み込んでみようと思います。
内容は濃くて深いのですが、平易な文章で書かれており、とてもスッと読める本なので、もしご興味がある方はぜひ手にとってみてください。

山口揚平さんの著書

山口揚平さんの記事(Cakes)


「そろそろ会社辞めようかなと思っている人に、一人でも食べていける知識をシェアしようじゃないか」山口揚平

2018.01.30

今日は「そろそろ会社辞めようかなと思っている人に、一人でも食べていける知識をシェアしようじゃないか」という、かなりタイトルが長い本のご紹介です。

もしかすると、タイトルだけを読むと、要するに「独立した後のお金の稼ぎ方をてっとり早く教えますよ」という本に感じるかもしれないのですが、そうではありません。

もっと世の中の仕組みを改めて知るような、根っこの部分の知識を得るための本です。

この本に出会ったのは、もう独立した後だったと思うのですが、どなたかがFacebookでこの本を書かれている山口揚平さんの記事をシェアされていて、その一節が非常に心に残ったからでした。

シェアされた記事というのは、「信用というものを方程式で表すと、『信用=(確実性+専門性+親密度)/利己心』」というものでした。この方程式は、確実性や専門性や親密度を上げると、あなたの信用度は高まるというもので、それだけでも頭にすっと入ってくる分かりやすさのある表現なのですが、最後に「利己心」で割るというのが、個人的に非常に納得のいく考えでした。

どんなに確実性や専門性や親密度を磨いても、利己心が強すぎると、その信用を帳消しにしてしまうよ、ということです。
他者に対して信用するときも、切れ者で仲が良かったとしても、自分のことだけを考えている人間は、どこか信用できません。
また、他者から信用してもらいたいときにも、その前項の全てを磨いていきつつ、最後は利己心をどれだけ下げていけるかが問われているのだと、素直に納得できるものです。

数式で表すというのは、数学の苦手な自分には、あまり馴染みはないのですが、この方程式に関しては記憶の中にしっかりと刻まれました。
そして、きっとこの長いタイトルの本にも、シンプルにまとまった方程式のようなものが載っているような気がして、購入に至ったのでした。

この本の軸になる部分として、「ビジネスというものは、『バリュー』と『システム』と『クレジット』で成り立っていると、著者は説きます。

「バリュー」とは、実際に販売するものの価値です。価値とは、それを提供した時にどれだけ喜んでもらえるかという意味に近いでしょう。
商品価値が高いことはビジネスにとってとても重要であることは間違いないのですが、実はそれはビジネスを成り立たせる要素の一部分でしかありません。

その他に、「システム」と「クレジット」があって成り立ちます。

「システム」とは、稼ぐための仕組みのことです。バリューが「何を売るか」だとすれば、「どのように売るか」がシステムにあたります。
八百屋さんでいえば、バリューは野菜であり、システムにあたるのは「直接売買する場所である『お店』を用意すること」にあたります。

お店を用意して、直接売買できる場所を作るというのは、最もシンプルな仕組みですが、それ以外にも色んなパターンがあるというのが、この本の面白さの軸となっています。

例えば、自分の大好きで良く訪れる「ほぼ日」というサイトは、「良質なコンテンツ(インタビューやマンガ等の読み物)」を「無料」で提供しているのですが、なぜビジネスとして成り立っているかといえば、コンテンツを読みにくる人がこのサイトのファンになり、「ほぼ日手帳」やその他の商品を購入してくれるからだといいます。

八百屋さんでいえば、野菜はただで提供し、ファンになってくれたお客さんが、八百屋さんの帽子やエプロンを買っていくというのに近いでしょうか。
「共感を作る」というのが、このパターンの仕組みです。

このような仕組みを5つの領域に分けて、10パターン紹介してくれます。
ディズニーやHISの仕組みには、目からウロコが落ちる心持ちでした。

そして最後の「クレジット」とは、日本語に訳すと「信用」であり、八百屋さんでいえば、販売者であるおじさんおばさんが、信用されていることが大事だということです。
そういう意味では、八百屋さんは、確実に良いものを、高い専門性を持って、親しみやすく、皆のことを考えてくれるお店が、やっぱり信用されていますよね。

ちょっと長くなりましたが、この本は「稼ぐということが、何から生まれているのか?」ということを、分かりやすく解きほぐしてくれます。
そして、解きほぐされた答えに、まだまだ世の中捨てたもんじゃないなと、希望を見いだせる本です。

山口揚平さんの著書

山口揚平さんの記事(Cakes)


「ローカルファースト」が日本を変える

2018.01.22

今日はデザイン本でもマーケティング本でもないですが、個人的におすすめの本のご紹介です。

「ローカルファースト」が日本を変えるです。

「ローカルファースト研究会」により、2013年に発行されています。
茅ヶ崎から新しいライフスタイルの提案というサブタイトルがついていたことと、「ローカルファースト」という言葉にピンとくるものがあり、手に取った本です。

1.なぜ、いま「ローカルファースト」なのか
2.「ローカルファースト」先進都市ポートランドから
3.茅ヶ崎に「ローカルファースト」を見つける
4.「ローカルファースト」プロジェクトへの挑戦
5.「ローカルファースト」な明日へを考える

の5部で編成されています。

自分はこの本の中から、「ローカルファースト」の定義を見つけ出そうと思いながら読み進めたのですが、簡潔にこれが「ローカルファースト」ですということを説明されている箇所はなかなか見当たりません。ただ、地産地消や地域優先という言葉のみで括れるものではなく、もっと多様な広がりや深さを持つということのようです。

おそらく、曖昧さを持ちつつ、それぞれに投げかけられているものでもあるのです。

この本を通して読んでみて、自分が感じた答えのようなものは、「一人ひとりが地域のことを考えることが、地域の魅力を高めることにつながり、それが住みよい街づくりにつながっていく」ということでした。

「パンを買うなら、コンビニのパンではなく、地元のおばちゃんのお店で買う」とかもそうですし、「町並みを造る意識で家を建てる」とかもそうかもしれません。

「地域のことを考える」ことは、とても当たり前のことですが、本当に考えるためには、今よりも一段階高い意識が必要になります。
それを一言で表したものが「ローカルファースト」なのだというのが、自分の解釈です。

鵠沼三丁目デザインも、個人としても、まずは身近なところに役に立ちたいという意味で、「ローカルファースト」で有りたいなと思います。


5年後、お金持ちになる人 貧乏になる人

2017.08.23

Amazonのリコメンド広告にて、「5年後、お金持ちになる人 貧乏になる人」という本を知りました。

リコメンド広告として出てきた本なので、何かしら今の自分にマッチしているということなのだと思います。
4月で一歳になった息子の子育てを考えると、5年後…、やっぱりお金のことは考えなくてはいけないですね。。

そんな気持ちでその本の書評欄を読んでいると、「お金の使い方には消費、浪費、投資の3種類がある」という部分を抜粋(または引用)しているコメントがありました。

本自体は読んでいないので内容は想像でしかないのですが、お金を使うときには、現在に対して有意義な「消費」、有意義ではない「浪費」、未来に対して有意義な「投資」があるということなのだと思います。

なるほど、自分の買い物が、「消費」「浪費」「投資」のどれにあたるかを考えると、お金の使い方が変わる気がします。単純な僕は、とても納得しました。

そして、この考え方は「時間の使い方」にも応用が効きそうですよね。

そこで、ふと頭をよぎったのは、自分にとって「サーフィン」は、「消費」「浪費」「投資」の何にあたるのだろうということでした。

「サーフィン」は、努力して上手になることで、他人に評価されることもあるかもしれないし、女の子にだってモテるかもしれない。経済的にも、インスタグラマーのように影響力を持つサーファーもいるし、プロサーファーになるという道もあるにはありました。
そういう意味では、未来に対する「投資」と言えなくはありません。

ただ、年を重ねるごとに、そういう気持ちだけではサーフィンは続けられなくなってくるんですよね。
きっとそれは、「投資」に見合っただけのリターンがなくなってくるからだと思います。

サーフィンがどれだけ上手くなったとしても、若い時ほどは評価してもらえないし、下手をすると遊んでばかりいるように見られてしまうときもあります。経済的にも、まずプラスになるということはありません。

だから、自分にとっては、やっぱりサーフィンは時間の「浪費」または「消費」なのだと思います。

やってもやっても上手くならないし、誰も褒めてくれない。
でも、やっぱり「楽しい」。だから続けてしまう。

サーフィンについては、そういう姿勢にこそ、何だか価値がある気がしています。


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