AirPodsがめっちゃ欲しかったんですが、ランニング用なので、いろいろと悩んだ末に、やっぱりオープンイヤーのJBL Sense Liteを買ったという話です。
なぜ走り始めたのか、なぜ先にApple Watchを選んだのかは、第1部に書いています。こちらでは省略するので、背景が気になる方は先にそちらをどうぞ。
第1部「Apple Watchはランニング初心者に必要?SE 3とSeries 11を比較して選んだ理由」
迷いのなかで、まずはApple Watchを買うことにした。ところが、そこでさらに迷うことが出てきました。
どうしても英語の勉強とくっつけたい。走りながら聞けば、運動と英語が同時に終わる。そう考えると、イヤホンが必要になる。
しかも僕は普段、安いイヤホンで十分なタイプです。音にこだわるわけでもない。なのに、今回は気分の上がるAirPodsが必要な気がしてきてしまったんですよね。ランニングの気分を上げるためにも、ここは必須なんじゃないか——そんな気持ちになっていました。
結論から言うと、買ったのはJBL Sense Liteです。AirPodsから始まって、ambieと迷い、最終的にここに落ち着いた話を書きます。
この記事はシリーズ第2部です。全体の買い物まとめは第3部です。
結論
- 最初はAirPodsが欲しかったが、ランニングにはノイキャンよりオープンイヤー
- 見た目ではambieがいちばん好み。ミニマルなイヤーカフ型
- 当時の価格バランスでJBL Sense Liteを選択
- 使ってみると商品としての完成度はかなり高い。ケース含め、音以外のデザイン思想も納得
おまけで、Nike Waffle Racer(1977年系/2025年復刻)とCLOSEMATEの靴下にも触れます。
最初は、何としてもAirPodsが欲しかった
繰り返しになりますが、僕は普段、安いイヤホンで十分なタイプです。それでも今回は、正直に書くと最初の動機がかなりモチベーション寄りでした。
英語と両立したい、という合理的な理由はある。でも同時に、「いいイヤホンを身につけて走りたい」「それ自体が走る理由になる」みたいな気持ちも強かった。だから最初は、何としてもAirPodsが欲しかった。
Apple Watchとセットで考えると揃うし、「続けたくなる道具」という感覚にも合いそうだった。性能比較というより、まず欲しいものがAirPodsだった、という順番です。
調べるうちに、オープンイヤーへ
ただ、いろいろ調べていくうちに考えが変わりました。
- ランニング中にノイズキャンセリングはむしろ必要ないのでは?
- 車、自転車、人など、周囲の音は聞こえた方がいい
- ランニング用途では、オープンイヤーが良いらしい、という情報が増えた
「英語を聞きたい」と「安全に走りたい」を両立するなら、耳を塞がない方が自然です。早い段階でオープンイヤー型に絞りました。
候補はAirPods(オープン寄り用途としては弱い)、Shokz OpenFit系、SOUNDPEATS CC、EarFun OpenJump、JBL Sense Lite、ambie sound earcuffsなど。格安の5,000円前後でも用途は果たせそうでした。
惹かれたのは、ambieのミニマルデザイン
その中で、見た目だけなら一番欲しかったのはambie sound earcuffs(AM-TW02)でした。
ambieは、ソニーとベンチャーキャピタルの共同出資から生まれた日本のブランドです。「耳を塞がないまま、生活にBGMを添える」という考え方で、最初からオープンイヤーに振り切っているのが特徴です。スポーツ用ガジェットというより、アクセサリーとしてのイヤホンを本気でやっている感じがします。だからか、つけている姿が「運動道具」より「身につけているもの」に見える。
普通のイヤホンのように耳へ差し込むのではなく、耳に挟むイヤーカフ型。サイズも片耳4.4gとかなり小さく、つけていること自体が目立ちにくい。ミニマルで、カラーも豊富、着せ替え用のカバー(socks)まで用意されています。走っているときも「いかにも運動用」に見えにくいのが、個人的にはかなり大きいです。続けやすさの話をすると地味に聞こえますが、外に出たくなる見た目って、習慣には意外と効く気がします。
IPX5、マルチポイント、急速充電にも対応しているので、単にデザインだけの商品というわけでもありません。ただ、ambieの魅力の中心はスペック表より、「これを身につけて外に出たい」と思えることにある気がします。
続けるためには、性能だけではなく「これを身につけて走りたい」と思えることも大事——という今回の考え方とかなり合っていました。モチベーションだけで考えれば、ambieは最後までかなり魅力的でした。
有力候補だった:ambie sound earcuffs AM-TW02
見た目では一番好み。イヤーカフ型で、身につけて走りたくなる感じが強かったです。
ただし、価格は新品だと18,900円前後。対してJBL Sense LiteはAmazonで11,800円前後でした。
それでもJBL Sense Liteにした
最終的にはJBL Sense Liteです。
JBLは、スピーカーやヘッドホンで長く知られているオーディオブランドです。ライブ会場や車載オーディオでも名前を見かけることがあって、「音をちゃんと出す会社」というイメージが先にあります。でも、Sense Liteを手に取ると、それだけでは足りない気がしました。
この製品まわりのデザイン説明を読むと、JBLが掲げている方向性がかなりはっきり出てきます。ざっくり言うと、テクノロジーをもっと人間っぽく、快適で、直感的にする、という話です。音質のスペックで殴るのではなく、身につけたときの心地よさ、日常への馴染み方、触ったときの分かりやすさまで含めて「音のある生活」をつくる——そんなブランドの姿勢が、オープンイヤーのSense Liteにもそのまま乗っている感じがします。
オープンイヤー自体も、ただの安全対策ではありません。耳を塞がず周囲とつながったまま、ちゃんと音を楽しむ。JBL側の言い方でいうと、没入しつつもプライベートで、音漏れを抑えながら外の世界ともつながる、という設計思想です。ランニングの安全のためにオープンイヤーを選んだ僕からすると、あとから気づいたんですが、これは「走っているときだけ」の話ではなく、日常のなかで音と一緒にいるためのコンセプトなんだと思います。
だからデザインも、ガジェットっぽい装飾ではなく、有機的な曲線と肌に優しい素材、長くつけていても邪魔にならない形、という方向に寄っていく。見た目のきれいさと、装着の合理性と、つけていて気分がいいこと——そのバランスを取ろうとしているのが伝わる。ambieがアクセサリー寄りの美しさ(身につけたい)なら、JBLはちゃんと使える形の美しさ(使っていて気分がいい)側に近い。装飾でかっこよくしているのではなく、使いやすさの結果としてかっこよく見える——そんな印象です。
Sense Lite自体も、その線上にあります。医療用リキッドシリコンと形状記憶ワイヤーのイヤーフック、耳のカーブに沿う形状、音漏れを抑えつつ低音を残すオープンイヤーの設計。スペック表に並ぶ言葉ですが、見た目にもその合理性が出ている。ambieほどミニマルではないにせよ、デザインはかなり良いと思いました。走っている姿を想像しても違和感が少ないし、ケースを開けて耳にかける一連の動作まで含めて、道具として気持ちいい。
しかもコストをそこまでかけるほどでもない——当時の自分の予算感では、その判断も大きかったです。
- 耳を塞がないオープンイヤー
- 音だけでなく、ブランドのデザイン思想まで含めて気に入った
- JBLというブランドの安心感
- 約12,000円で、今回の予算としてギリギリ納得できた
- 5,000円前後の格安モデルより「使いたい」と思えた
価格とモチベーションの、ちょうど中間だった、という感じです。ambieが「身につけたい」なら、JBLは「使っていて気分がいいし、安心できそう」——その差が、最終的な決め手でした。
実際に購入:JBL Sense Lite
オープンイヤー。音だけでなく、身につけやすさやケースまで含めたデザインが気に入っています。
使ってみて:商品としての完成度がかなり高い
しかも実際に使ってみると、商品としての完成度はとても高いと思いました。
- 周囲の音がちゃんと耳に入るのに、音は思った以上にいい
- 英語を聞く用途にもまったく不満がない
- IP54なので、汗や多少の雨も想定されている
- 本体約8時間+ケースで最大約32時間
- 走っていても装着感に不満がない
使ってみて改めて感じるのは、JBLが「音だけ」のブランドではない、ということです。オープンイヤーでも「とりあえず出せばいい」感じではなく、装着や音の出し方にきちんと設計が入っている。医療用リキッドシリコンと形状記憶ワイヤーのイヤーフック、耳のカーブに沿う形状、低音を意識したドライバーまわり——素人感想ですが、かなり合理的に、しかも見た目としてもきれいに作られていると感じました。さっき書いた「人間っぽく、快適で、直感的に」という方向性が、実際の使用感にもちゃんと落ちている気がします。
そして個人的には、充電ケースの完成度がかなり高い。マットな質感で指紋が目立ちにくく、ポケットに入るくらいコンパクト。本体の曲線ともつながっていて、「入れ物」というより製品の一部としてデザインされている感じがする。ケースから取り出して耳にかけて走り始めるところまで含めて、ちょっと気分がいい。毎日使うものほど、こういう細部の気持ちよさが効いてくる。
ambieが欲しくなる気持ちは今も分かります。あちらは身につけた瞬間の気分が強い。一方でJBLは、つけているあいだ・しまっているあいだ・取り出す瞬間まで、ずっと「道具としてきれい」な感じが続く。走りながら英語を聞く用途としては、この一連の体験ごと含めて、JBLの方が自分には合っていました。
スペック表では伝わりにくいけれど、毎日使う道具としてはここがかなり重要でした。「安いから妥協した」ではなく、音もデザインも、使ってみて納得できた、というのが正直な感想です。
走りながら英語(軽く)
運用としては、Apple Watch(GPSモデル)にSpotifyをダウンロードして、iPhoneなしで走っています。今のところSakura Englishの瞬間英作文系を聞いています。
Spotify:瞬間英作文 『英会話の型』100パターン300フレーズ【186】
「ランニング30分=英語30分」は、今のところうまくいっています。英語教材の記事にはしないので、このくらいで。
おまけ:ランシューと靴下
本題はイヤホンですが、走り出すためにそろえたおまけも少し。
Nike Waffle Racer
久しぶりにランニングシューズを買うので、何を選べばいいか分かりませんでした。長距離を走るわけでもないので、条件はだいたい「1万円以下」くらいでした。
高校生の頃、古着屋で同じようなスニーカーを見て憧れていた記憶があり、色とレトロなソールに惹かれてこれにしました。性能比較を突き詰めた、というより、好みで即決した感じです。今のいかにも厚底ランニングシューズとは違う佇まいなので、「履いて外に出たい」側の一足でした。
選んだのはNike Waffle Racer(Topaz Gold × Stadium Green、型番IM8658-700)。いわゆる黄色×緑。Nikeオンラインで約8,000円程度でした。
調べてみると、Waffle Racerは1977年頃のモデル。ナイキ共同創業者のビル・バウワーマンが、妻のワッフルアイロンから着想したというアウトソールが有名で、その流れにあるです。初期のナイキ・ランニングを象徴する一足で、のちのモデルにも影響を残している、という位置づけとのこと。
その後カタログから消えたり戻ったりしていて、2019〜2020年あたりに一度復刻されたあと、しばらくは姿を消し、2025年12月に現行のIM8658系として再び復刻された、という経緯のようです。僕が買った黄色×緑も、その復刻ラインの一色。昔のオレゴン大学カラーっぽい配色が、70年代のイメージともつながっていて好きです。現行はフォームのミッドソールなど現代寄りの履き心地を足しつつ、ワッフルソールやレトロなアッパーは残している感じ。
Nike Waffle Racer(黄色×緑)
CLOSEMATEの靴下
ランニング用ソックスも分からなかったので、Amazonでパックになった安いCLOSEMATEを購入しました。最初は「とりあえずの消耗品」くらいのつもりでした。
ところが届いてみると、パッケージがなかなかちゃんとしている。安っぽい透明袋一枚、みたいな感じではなく、ブランドとして見せる気がある箱/パッケージだった印象です。中身も、ただの薄手ソックスではなく、アーチまわりのフィット感やかかと側のズレ止めなど、走り用として最低限やりたいことが入っている。安くて無名、と思って買ったのに、意外とちゃんとしたメーカーなんじゃないか、というのが正直な感想でした。
サイトを見ると、日常の快適さとスポーツ用途のあいだを狙っているブランドで、「いちばん安いものでも、いちばん高いものでもなく、ちょうどいい選択」みたいな立ち位置を掲げているようです。走り始めで靴下に迷っている人には、わりと筋がいいと思います。
唯一気になっていたのはズリ落ち。今のところ、まったくズリ落ちません。Nice。初心者の最初の何足かとしては、不満なしです。
CLOSEMATE ランニング/スポーツソックス
なぜこういう流れになったか、揃えたものの全体像は、第3部へ。
JBL Sense LiteをAmazonで見る
JBL Sense Liteを楽天で見る
ambie AM-TW02をAmazonで見る
ambieを楽天で見る
※本記事にはAmazonアソシエイトおよび楽天アフィリエイトのリンクが含まれます。リンク経由で購入された場合、紹介料が発生することがあります。



