「デザインの手がかり」尾原史和

2018.03.23

著者の尾原史和さんは、雑誌TRANSITなどを手がけるエディトリアルデザイナー。

…ということも知らずに、本屋さんでパッと手に取って、「何だか読みたい」と思った本です。

本のデザインも尾原さんがされているのですが、僭越ながら、とても好みのデザインなんです。

手触り、大きさ、重さ、余白と文章のバランス、匂いなどなど。

とてもセンスがよく、読んでいて心地の良い本です。

中身もデザインって何なのかということを、自身の言葉で考え抜いて書いているのが伝わってきます。

マージン、色、質感、小口、ノドなど、デザインの用語を、一つ一つ解説していく構成になっているのですが、一般的なデザイン教本で語られるようなことではなく、尾原さんがそれをどう考えているかを独特の切り口で語ってくれています。

いわゆる当たり前のデザイン教本ではありません。
ただ、デザインの深いところまで手が届いている本だと思います。

デザインを仕事としていない方は、「そんな事考えてデザインしているんだな」と、驚いたりなるほどと思ったりする本だと思います。
デザインを仕事にしている人は、「そういう考え方もあるのか、そういえばそうだな」と、改めて気付かされることの多い本です。

自分はジャケ買いでしたが、皆さんも手にとってみたら、きっと気に入ると思います。
何だか家に置いておきたくなる一冊です。


「デザイナーのラフスケッチ」

2018.03.19

「デザイナーのラフスケッチ」、この本も面白いのでご紹介。

アートディレクター/デザイナーのアイディア出しやイメージ固め、または事前打ち合わせなどのためのラフスケッチが掲載されています。

情報の整理の仕方や、アイディアの出し方の方法、具体化の流れなど、参考になる部分はたくさんあります。

小学校の頃、キン肉マンの絵がめちゃくちゃ美味かった戸田くんのノートは、ロビンマスクの描き方とか、筋肉ドライバーの身体の描き方など、見ているだけで参考になりました。

そして、読んでいるだけでも、戸田くんの持っている感覚の鋭さとか、日々の鍛錬なんかも伝わってきたりして、楽しかったのを覚えています。

それと同じ感覚でワクワクしながら読み進めることができ、完成物だけを見たときよりもはるかに色んな情報にふれることができます。

パソコンで何でも作れる時代。どうしても手で描くことがおろそかになりがちですが、一番アイディアに成約がなく自由ななのは、やはり手を動かすことです。

初心を忘れがちな自分ですが、デザインを作るときに手を動かすことだけは忘れないようにしたいと思います。


「活版印刷の本 凸凹感と活字を楽しむ かわいい活版印刷のデザイン帖」手紙社

2018.03.18

この本は完全にジャケ買いです。

表紙のイラストの色合いの美しさとあたたかいタッチや、表紙の肌触り。

手にとってみると、中身には、活版印刷を使った魅力的な事例がたくさん掲載されており、活版印刷の作り方、活版印刷の発注できるデザイン会社まで載っています。

活版印刷であるだけでも、グッと魅力的になりますよね。

今度、名刺を作るときには、活版にしようと心に決める自分です。


「グラフィック・デザイン 究極のリファレンス」グラフィック社

2018.03.17

デザインをする上で、なにか参考になるデザインがないかと、本やサイトを漁るのは日常茶飯事。

自分の場合、アイディアが降りてこないときは、とにかく手当たり次第にインプットをします。

インプットしてインプットして、もう満腹となったときに、何だかひらめくときがあるのです。

ただ、どうせ参考にするなら、なるべくクオリティの高いもの。

そして、できればそのデザインのルーツを知りたいと思います。

そんなときにパラパラとめくると本が「グラフィック・デザイン 究極のリファレンス」です。

この本はデザインの基本原則、発展の歴史や独創的なプロジェクト、歴史的なポスターや雑誌など、デザインにおける情報を網羅するという目的で作られた、まさに究極のリファレンスです。

タイポグラフィーの歴史や、代表的なセリフ体、本の加工の種類、影響力のあった雑誌のアーカイブなどなど、読めば読むほどハマります。

1ページ目から最後のページまで読むという使い方よりは、パラパラっとめくってインスピレーションを得るような使い方をしています。

過去の優れたデザインに触れることで、何だか降りてくる気がするんですよね(笑)

寝る前に読んだら寝られなくなりそうなくらいドキドキします。

自分にとって最高のネタ本であり、教科書になっています。


「なるほどデザイン〈目で見て楽しむ新しいデザインの本。〉」 筒井 美希

2018.03.12

「なるほどデザイン」は、とにかく読んでいて面白く、分かりづらいところが全くない、デザイン教本です。

この本の編集者の方が、普段一緒にお仕事をされているデザイナーさんとタッグを組んで制作されたとのことで、編集者の視点とデザイナーの視点がバランス良く組み合わせれていることが、その分かりやすさと面白さを作り上げているのかもしれません。

また著者自身が、デザインも担当されているとのことで、やはりデザインの見本に説得力があります。

例えば、傘のポスターで、「高機能さ」を伝えるデザインと、「カラフルさ」を伝えるデザインを、それぞれ例示してくれるのですが、それぞれの見本がとても分かりやすく的確なんです。

伝えたいことを文章で綴り、それを説明するためにピタリとくるデザインを制作することまでを、一人で担当するというのは大変かも知れませんが、実は一番の方法かもしれません。

説明→見本、という順番でページが進行するので、自分で見本をデザインするならどうするかを考えながら読むと、さらに勉強になると思います。

楽しく読みながら、デザインの知識が次々とハラオチし整理されていくので、すでにデザインをされている方が読んでもプラスになりますし、本や雑誌の編集者、プレゼン資料を作るビジネスマンにもおすすめできる本です。


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