品川大井町にオープンする「Citywave」とケリースレーター「ウェーブプール(サーフランチ)」の違い

2018.05.10

品川大井町に「Citywave」というドイツ産まれのウェイブプールがオープンするというニュースが話題になっています。

このブログでも少し前にケリースレーターのウェーブプールについて記事を書かせて頂いたのですが、この「Citywave」もかなり期待できそうですね。

ただし、同じウェーブプールとは言っても、かなりサイズ感や波質、仕組みが異なるので、利用方法もそれに応じて異なってきそうです。

【ケリースレーターのウェーブプール】
サイズ:広大な敷地を必要とする(全長は700ヤードほど)
波質:プロのコンテストにも利用可能なエクセレントウェーブ。チューブライディングが可能なバレルも形成される。
仕組み:巨大なアーム状のマシンで波を起こす。

【Citywave】
サイズ:デパートの敷地内にも設置可能なほどコンパクト
波質:プロのコンテストには現実的ではないが、トレーニングは十分可能。
仕組み:フローライダー形式でずっと同じ位置に波が形成され続ける

Citywave - The future of Surfing from citywave on Vimeo.

ケリーのウェーブプールも一度は乗ってみたい憧れではありますが、自分のような一般サーファーにとっては、かなりハードにも見えます。
Citywaveもおそらく難しいとは思いますが、普通のサーファーにとってもファンウェーブといえるサイズです。

プロコンテストを開催するスタジアムとなるのがケリー・スレーターのウェーブプールだとすれば、Citywaveは一般の人が楽しむアミューズメント施設という感じでしょうか。
Citywaveは自分の板も持ち込めるとのことなので、練習にはもってこいと言えそうですね。

8月11日のオープン直後はおそらく大混雑になりそうなので、少し落ち着いてきたころを見計らって、ぜひ遊びに行ってみたいと思います。


WSLファウンダーズカップについて

2018.05.07

ケリースレーターが開発に携わったウェーブプール「サーフランチ」にて、「ファウンダーズ カップ・オブ・サーフィン」が開催中です。

ウェーブプールでの人口波で行われることに加えて、男女混合5人一組での国別対抗のチーム戦など、今までにない新しいフォーマットでの世界大会ということで、世界中のサーファーから大注目されています。

ということで、自分も昨日から「ファウンダーズカップ」を視聴しているのですが、やはり驚きの連続です。

サーフィンの醍醐味は、コントロールできない自然と向き合うことだったりもするのですが、このウェーブプールは世界トップレベルのサーフポイントにも引けを取らないほどのグッドウェーブを、コンスタントに起こすことができます。

通常はウネリを捉えるために、パドルをして沖にでてポジションを探すという動きがあるのですが、この大会ではマシンの準備ができると規定のポジションに毎回ほぼ同質なウネリが届きます。
つまり、ライディング以外、ほとんど動く必要がありません。

通常の大会では、知識と経験を使って「波を捉える」という争いも重要だったのですが、このウェーブプールでの大会では、純粋に「波に乗る」という技術のみで競われるという印象です。

いろいろと意見はあると思いますが、常に「波に乗っている」ところだけを見ていられるので、「波に乗る」という部分だけを楽しむためには、ウェーブプール、やっぱりいいですね。

もちろん、自然と向き合う部分はなくしてはいけない部分ですが、多様な楽しみ方ができるという意味では歓迎すべきことだと思います。

サーフィンは海で行われることの不確実性により、ビジネス的な難しさを抱えていることは否めません。

ウェーブプールのようなコントロール可能な環境を作ることにより、テレビの生放送や入場料課金のしやすさなど、ビジネス面でのプラスが多々ありそうです。

興行的な成功は選手たちの生活の安定や、スポーツとしての地位向上には欠かせません。

一方で自然の中で行われる大会が減っていくことは寂しいですし、自ら大事なフィロソフィーを手放すことにもつながると思います。

これからウェーブプールの重要度が増していくとは思いますが、ショービジネスに偏り過ぎず、バランスの良い運営が行われることを期待しています。


サーフィンにおける、2020年東京オリンピックへの選考基準(資格認定プロセス)について

2018.04.10

2020年東京オリンピックの正式種目に決まったサーフィン。
サーフィンを楽しむ一人として、とても楽しみにしています。
そして、やはり日本人としては、日本人選手が活躍してくれたら、さらに楽しいですよね。
先日、どういう選考基準で出場できる選手が決定されるのかが発表されたようです。

IOC(国際オリンピック委員会)とISA(国際サーフィン連盟)は、
東京2020に於けるサーフィン競技の資格認定プロセスを発表しました。 | NSA 一般社団法人日本サーフィン連盟

完全には理解できていないかもしれませんが、自分なりの解釈は下記です。
※詳しくは上記NSA公式サイトをご覧になって各自判断をお願い致します。

【東京オリンピック出場枠と選考基準】
・出場枠は全世界で男子20名、女子20名(各国あたり最大:男子2名、女子2名)
・出場選手が選考される大会は下記の4大会
1)2019 WSL CT(ワールド・チャンピオン・シップツアーWCT)
→男子上位10名、女子上位8名
2)2020 ISA WSG(ワールド・サーフィン・ゲームス)
→男子上位4名、女子上位6名
3)2019 ISA WSG(ワールド・サーフィン・ゲームス)
→アメリカを除く各大陸(アフリカ、アジア、ヨーロッパ、オセアニア)の上位男子1名ずつ全部で4人、女子上位1名ずつ全部で4人。
4)2019 Pan American Games(パン・アメリカン・ゲームス)
→男子上位1名と女子上位1名
・日本には上記の大会で一人も選出されなかった場合に限り、男子1名、女子1名がオリンピックへの出場権を得られる。

つまり、1)WCT男子10位・女子8位以内2)19年のISAでアジア男女1位3)20年のISAで男子4位・女子6位以内4)パン・アメリカン・ゲームスで1位を獲得した選手に出場権が与えられ、もし日本人で一人も1)〜4)の大会で出場枠を得る選手がいなかった場合に限り、日本国内の選考(?)で男女1名だけ出場枠が確保できるということのようです。

当然といえば当然ですが、なかなか厳しいですね……。

1)のWCTでの10位以内は五十嵐カノアプロが獲得できる可能性が十分ありますね!
2)以降については、WCTのトップ選手もWSGに出場権(義務)があるということだと思うので、相当ハイレベルな激戦になりそうです。

オリンピックがあることで、国内の大会も、世界のトッププロのツアーであるWCTもさらに盛り上がってきそうですね。
選考が始まるのは来年からですが、今年からピカチューが「波乗りジャパン/NAMINORI JAPAN」のPRキャラクターにピカチューが就任したりと、これからも様々な動きが出てきそうです。

東京オリンピックまでの3年間をファンの一人として楽しみたいと思います。


藤沢市が発表した「公共用水域の環境基準達成率100%」を目標とする水質改善計画について

2018.04.09

藤沢市が公共用水域の達成率100%を目標に水質改善計画を発表したといいます。

環境基準達成率100%を目標に、藤沢市が水質改善計画を発表 | サーフライダーファウンデーションジャパン

自分はサーフィンをするので、「水質改善計画」という言葉だけでも、海が綺麗になるようで嬉しく感じてしまうのですが、実際のところ、どういう計画なのかを少し調べてみました。

「公共用水域」とは河川、湖沼、港湾、沿岸海域その他公共の用に供される水域及びこれに接続する公共溝渠(こうきょ)、灌漑用水路その他公共の用に供される水路をいう。
国立環境研究所より)

そして、「環境基準」とは、環境基本法(1993)に基づくもので、前身の公害対策基本法(1967)に基づいて、人の健康保護と生活環境保全のために維持することが望ましい基準として定められたもの、とのこと。
国立環境研究所より)

少し難しく感じるのですが、つまりは「海の水質に関しても、定められた環境基準を100%達成する」ということのようです。
この方針自体は昨年、策定された“第2期アクションプログラム”で示されており、今年から着手されるということと解釈しました。

また先述のサーフライダーファウンデーションジャパンの記事によると、現在の下水処理の仕組みでは、大雨の時などには処理がしきれず、下水と雨水がそのまま海に流出しているとのこと。
これを改善に向けて、下水処理に関する施設を整備していくというのが計画の骨子になっているようです。

海の中に下水が流れ込んでいる状況というのは、とんでもないことのように感じるのですが、現実はなかなか厳しいですね……。
ただ、藤沢市はかなりの予算をとって水質の改善に動いているというのは伝わってきました。

藤沢市はサーファーを含め、年間を通して海に携わる人、海のことを考える人がたくさんいるということが、きっと公共を動かす原動力になっているんですよね。
海に入る人間の一人として、これからもサーフィンを楽しみつつ、水質改善の動きがより良い形で実るよう、見守っていきたいと思っています。


サーフィン界のビッグスター、ミック・ファニング引退とハッシュタグ#CHEERSMICK

2018.03.31

3度のワールドチャンピオンを誇るサーフィン界のビッグスターであるミック・ファニングが、彼の地元ベルズビーチで開催されるワールドツアー・イベントをもって引退します。

ミック・ファニングは、サーフィンをする人であれば誰もが知っているような超有名選手で、年齢的には37歳、野球でいうと松坂が引退するという感じに近いかもしれません。

世界中に引退を惜しむ声が上がっています。

年齢が近いこともあり、自分も思い入れのある選手で、レベルは果てしなく違いますが……、彼のシグニチャーモデルのサーフボードに乗っていたこともあるくらいです。

彼の引退について、インスタグラムでも様々な情報や動きがあり、グッとくるものがあります。

一つは彼だけが使用を許されていた、メインスポンサーのブラックロゴマークステッカーを、今大会に限り、リスペクトの気持ちを込めて、同じリップカールに所属する選手全員が貼って出場するとのこと。

そして、ブラックロゴマークをマイボードに貼って、ミックを応援するライダーやファンたちのムービーが、インスタグラムにかなりの件数アップされています。

ハッシュタグは#cheersmick

海外の小さな女の子から、

日本のプロサーファーの方々、

#cheersmick @ripcurl_jpn ‍♂️

A post shared by R E I K A‍♀️ (@reikanoro) on

サーフィンの世界大会を運営する、ワールドサーフリーグまで。

最初の呼びかけはミックのメインスポンサーである、グローバルサーフブランド「Ripcurl」から。
とても素敵な呼びかけですし、感情に訴えかけます。

当然、リップカールのマーケティングのことも考えての施策だと思いますし、そういう意味ではきっと成功しているとは思うのですが、宣伝っぽさよりも彼のことを思う気持ちの方が伝わってくるので、皆が参加しようと思うのだと思います。

ハッシュタグを使ったインスタグラムの施策としても、とても参考になりますよね。
さすが世界のリップカールです。

この記事を書いている、3/30現在、ベルズビーチでの世界大会はRound1が進行中。
現地時間も夜なので一時中断して、明日の朝から再開予定。

ミックファニングのラストイベント、活躍に期待したいです。

World Surf League


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